データサイエンティスト
研究職からデータ分析職へキャリアチェンジを成功させた、韓国出身のKさんの転職体験談をご紹介します。大学・大学院でライフサイエンスを学んだ後、研究職として働いていたKさん。しかし「スキルをさらに成長させたい」という思いから、日本でのデータ分析職への転職を決意しました。転職エージェントを利用したことで、求人紹介や面接準備だけでなく、企業に対する「信頼の保証」としても大きな役割を果たし、安心して選考に臨むことができました。
本記事では、Kさんが研究職からデータ分析へ転職を実現したプロセスと、転職エージェントの具体的なサポート内容を詳しく紹介します。「研究職からデータサイエンスに挑戦したい」「日本でデータ分析職にキャリアチェンジしたい」と考えている方に、きっと参考になる内容です。
――はじめに、転職を考えたきっかけを教えてください。
私は大学・大学院の6年間を日本で過ごした後、就職のために韓国に戻り、企業の研究所で研究職をしていました。その後、軍隊に入隊。除隊の2か月前から転職活動を開始し、除隊後すぐに就職できるよう準備を進めました。
日本に戻ろうと思った理由は、6年間日本で過ごした経験から、日本の文化や生活に親しみを感じていたこと、また韓国との文化も似ていて仕事がしやすそうだと考えたからです。
――転職後の仕事としてデータ系を選択された理由は何ですか?
大学時代はライフサイエンスを専攻しており、統計資料やデータを分析する能力を培いました。しかし、当時はそれを単なる道具として使うことが多く、データの背景や仕組み、何を意味するのかといった部分を深く学ぶ機会はあまりなく……分析自体の面白さや可能性を十分に実感できていなかったんです。
しかし、軍隊での経験を通じて、IT業界でのデータ分析職に強く関心を持つようになりました。前職の研究職と比べると職種としては大きなギャップがありますが、データを扱う技術や分析能力は、理系としてどの道に進むにしても必ず役立つスキルであり、教養として身につけておく価値があると考えたんです。
――転職を考え始めてからどのように情報収集されましたか?
転職活動の初期段階では、転職サイトに登録して情報収集を行いました。工藤さん(Symbiorise転職エージェント)と出会ったのも、そこでスカウトを受け取ったことがきっかけです。会ってみないと分からないことも多いなと思い、スカウトを頂いた転職エージェントにはなるべく返信して、まず話をしてから判断するようにしていました。
実際に工藤さんと話してみて特に良かったのは、私の状況をしっかり理解してくれたことです。当時、私は兵役中で、保安上の理由からカメラを使えませんでした。そういった制約も理解した上で、柔軟に対応してくださったことが非常に好印象でしたね。
――転職エージェントは初めから利用したいと考えていたのでしょうか?
そうですね、転職するならエージェントを利用したいと考えていました。理由は、転職エージェントが「信頼の保証」となるからです。
私の場合、軍隊にいる間から転職活動を行っていたため、ビザも日本の住所も何もない状態でした。企業側からすると、「本当にこの人は存在するのか?」「入社できるのか?」という不安が出てきてしまい、採用を迷う可能性があるかもしれません。
しかし、信頼できるエージェントからの紹介であればその不安をクリアできます。転職エージェントの繋がりが、企業にとっての信頼の証となり、私にとっても「保険」のような存在になると感じていたんです。
――実際に転職エージェントを利用してみて、良かった点はありますか?
一番良かったのは、面接準備が具体的にできた点です。過去に同じ企業や職種で面接を受けた方から得たデータや、よくある質問例などを事前に整理して提示していただきました。「この質問が出やすい」「どのような順序で採用プロセスが進む」といった情報も含まれており、面接前にメールで資料として送ってくださったので、非常に準備しやすかったです。事前に質問例を把握できたことで、落ち着いて面接に臨めました。
――求人情報の提供やエージェントとのやり取りで印象に残った点はありますか?
求人情報の取り扱い方も丁寧でした。他社では希望職種に関連する情報をお願いしても、一度に何十社もの求人が届き、情報が多すぎたり、私の希望とは少しずれていたりすることがあったんです。しかし工藤さんは希望や状況を正確に理解した上で、関連性の高い求人のみを厳選して紹介してくださいました。さらに、それぞれの求人の特徴や注意点、企業文化についても補足して教えてくださったので、選考を進めるうえで非常に参考になりました。
また、真面目にサポートしてくださるだけでなく、時折ユーモアを交えた会話もあり、とても親しみやすくて。こうしたサポートのおかげで、安心して転職活動を進められたと感じています。
――今回この会社に入社を決めた理由を教えてください。
入社を決めた理由の一番のポイントは、「自分の成長」です。給料や条件も大事ですが、「自分が効率よく能力をアップデートできる環境に身を置けるかどうか」を最も重視して、今の会社を選択しました。
さらに、業界を問わずにデータ分析の経験が積める点にも魅力を感じたんです。特定の業界や分析手法だけに偏ると、視野が狭くなってしまうリスクがあります。その点、コンサルティング分野ではクライアントの多様な要望に応えるため、慣れていない領域にも挑戦しながら学ぶことができる。これは大変な面もありますが、自分の成長のためには非常に価値があると考えました。こうした環境で、足りない部分を補いながら学び続けられることが、入社の決め手です。
――今後の夢や目標はありますか?
私の目標は、この業界で「わからないことがほとんどない状態」になることですね。だいたい4年を目安に、何を聞かれてもすぐ答えられるくらいの知識と経験を身につけ、次のステップに進んでいけたらいいなと思っています。
そうなれば、自分の仕事に自信を持って、「この仕事をやってます!」と胸を張って言えるようになると思うんです。私にとって、それがプロフェッショナルのあるべき姿だと思っているので、まずはそういう人になりたいです。
――素敵なお話をありがとうございました。
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