【募集背景】
グローバルな電動化の流れが急激に進む中、電動車(EV、HEV)で使用する駆動用バッテリーは、その製造におけるエネルギー利用や環境負荷が大きく、また駆動用バッテリーとしての役目を終えたあとも蓄電機能としては利用価値を残しており、この機能を無駄なく活用していくことが求められている。この車載バッテリーを車載駆動用以外の「V2X」あるいは蓄電設備として最大限使い切ることで、環境負荷軽減の実現をマツダ社内で可能にするため、車載駆動用以外の活用技術を手の内化するため、採用を検討している。
【当該チームのミッション】
電動化事業本部:電動化をはじめとした自動車産業の変化を事業成長の機会と捉え、クルマという製品の枠にとらわれず人と社会への貢献を主体とした新価値の提供およびプロセスの変革を行うことで、ビジネスのトランジションを実現する
【職務概要】
車載駆動用バッテリーを蓄電システム(既存/新規)あるいはV2Xとして活用するうえで、必要機能整合、およびバッテリーおよび電力変換機側に求められる機能・信頼性の企画・開発業務を行う
【業務詳細】
・車載用バッテリーを活用した蓄電システムの開発
- 蓄電システムとして活用する上で必要となるバッテリー制御の開発、ハードウェアの性能・信頼性開発、コスト育成
・V2Xシステムの開発
- V2Xを実現する上で必要となる電力変換制御やハードウェア技術の性能・信頼性開発、コスト育成
【期待役割】
・システム要件抽出、対応仕様検討、検証項目具体化、およびこれらを実施する上で必要となる諸調整と日程計画作成
・協力会社との連携/学会参加などの市場・動向リサーチ
【ポジション特長】
・蓄電システム、V2Xは当社にとってまだ新しい取り組みであり、ご自身の発想や提案を反映させやすい業務である。
・既存システムに関してはモデルベースでの開発体制が整っており、カラクリ解明を通して技術的な領域により深く関わることが可能
・企画から生産、サービスまで商品に関わる様々な部門のメンバーと協議する機会が得やすい本部であるとともに、車載用バッテリーや車載用電力変換器開発者とも連携して業務を進める必要があるため 「クルマ」 づくりにも関わることが可能
・既存技術のノウハウ展開や、外部研修などを用いた育成体制が整っている。
【組織構成】
事業部全体:260名
「全体戦略・統括センター」=約50名
「ビジネスセンター」=約10名
「業務・組織変革センター」=約25名
「開発・ものづくりセンター」=約170名
※今回は電動化事業本部(e-MAZDA) 開発・ものづくりセンターの配属です。
10チームほどに細分化され、今回はそのうち「バッテリー開発チーム」に配属予定=20名
2023年11月に発足した、4つのセンターで構成され、BEVに関する戦略立案・開発に加え、近年の様々な環境変化に適応できるビジネス変革を目指す新組織。
開発・ものづくりセンターでは、全体最適視点での製品作りを実現するため、クルマ全体の各機能領域や生産企画、調達企画等の担当者が所属しており、部門横断での活動に取り組みやすい組織です。
【勤務地】
ご希望に応じて、フルリモートでの就業も検討可能です。必要に応じて広島への出張があり、入社初期は頻度が高くなります。特に当初数か月は集中・連続した出張が必要となります。
※I・Uターン歓迎、広島の場合は借上住居(独身者/単身者)を完備しております。
※引越し費用、交通費は当社規定により支給します。
【必須要件】
▼下記いずれかを満たす方
(1) 車載用バッテリに関わる技術開発/量産開発経験をお持ちの方
(2) 電力変換機に関わる技術開発/量産開発(車載用以外も可)経験をお持ちの方
(3) バッテリパック/モジュール設計・評価・実験(車載用以外も可)経験をお持ちの方
【歓迎要件】
(1) 蓄電システムの研究・開発のご経験をお持ちの方
(2) 社内外に関わらず関係者と協力して仕事を進めるのが得意な方