【仕事概要】
ファインディ株式会社は、「つくる人がかがやけば、世界はきっと豊かになる」をミッションに掲げ、エンジニア向けのプロダクトを複数展開しています。
独自のアルゴリズムとヒューマニティを融合し、エンジニア個人や組織、企業の成長支援を通じて日本のイノベーション創出を最大化することを目指しています。
登録ユーザー数は20万人、利用企業は2700社を突破。
2024年はインド、アジアを中心に海外への展開も積極的に行っており、エンジニアが挑戦できる世界共通のプラットフォーム事業を多数展開していきます。
私たち、Engineering Productivity Teamは、エンジニアが最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、技術文化・開発プロセス・ツール/基盤・開発者体験を横断的に整備・支援するイネイブリングチームです。
迅速な開発と高品質の両立を実現し、組織全体の開発力を底上げすることをミッションとしています。
【このポジションのミッション/募集背景】
日本のソフトウェア開発組織は、グローバルと比べて学習・進化が停滞しているという課題を抱えています。
ファインディではこの状況を打破し、業界全体に改善の波を広げることを目指しています。
その挑戦のために、私たちは「相互に関連した責任感のあるチーム」を組織に実装するためのマネジメント・スキル体系・フレームワークを集約・設計し、メタ的なアーキテクチャを構築しました。
これを Software Outcome Delivery Architecture(SODA)と名付けています。
DXE は、この SODA の実装を「開発者体験(DevEx)」の観点から推進し、エンジニアが快適に開発に集中できる環境を社内外で共創していきます。
【仕事の内容】
1. 開発者体験(DevEx)の科学的測定・改善
- フィードバックループ、認知負荷、フロー状態の3次元から開発者体験を分析
- SPACEフレームワークとDevExメトリクスを組み合わせた包括的な測定体系の構築
2. エンジニア育成・支援プログラムの推進
- AI時代に対応した育成プログラムの企画・実施
- チームリーダー向けコーチング研修の開発
3. 開発生産性の認知向上・コンテンツ制作
- テックブログ、メディア記事の執筆・発信
- 開発生産性に関する社内外への啓蒙活動
4. SODAコミュニティのコンテンツ運営
- ベストプラクティスの文書化と共有
- ワークショップ・勉強会の企画運営
※ご志向性やご経験に応じて、担当業務は柔軟に調整可能です。
【現在の取り組み例】
▼DevEx測定・改善
・フィードバックループの研究/啓蒙:デプロイリードタイムやビルド時間が開発者満足度に与える影響を研究。迅速なフィードバックの価値を組織に啓蒙し、各チームが自律的に改善を進められるよう支援
・認知負荷の分析・軽減策の提案:複雑なツールチェーンやドキュメント不足による認知負荷を定量化。認知科学の知見を活用した改善アプローチを研究し、ガイドライン化して組織に展開
・フロー状態の研究/環境設計:開発者の集中を阻害する要因を科学的に分析。フロー理論に基づく理想的な開発環境を研究し、ベストプラクティスとして社内外に発信
▼エンジニア育成
・AI活用方法の研究/共有:GitHub Copilot、Claude等の効果的な活用パターンを研究。成功事例を収集・分析し、ベストプラクティスとして組織に展開
・学習科学に基づく育成手法の研究:効果的なスキル習得方法を研究し、エンジニアの成長を加速する学習プログラムを設計。各チームが自律的に実践できるよう支援
▼コンテンツ制作・発信
・Findy Tech Blog運営:月4~8本のペースで開発生産性記事を公開。月間PV数5万以上
・外部メディア寄稿:主要技術メディアに開発生産性に関する記事を定期的に寄稿
▼対外活動
・大規模カンファレンス登壇:DevOpsDays Tokyo、開発生産性Conference、SPI Japan、Agile Japan、JJUG CCC、JaSST等で自社の取り組みを発表
・社内外向けワークショップ実施:開発プロセス改善のためワークショップを社内外に提供
▼コミュニティ活動
・社外エンジニアとの協働:他社のエンジニアと共に開発プロセス改善の事例共有や課題解決に取り組む
・SODAコミュニティ運営:開発生産性向上のベストプラクティスを継続的に発信。GitHubリポジトリでナレッジを月次更新中
【開発環境】
開発言語:TypeScript、GraphQL、Ruby
フレームワーク:Next.js、Nx、React、Redux、Apollo Client、Ruby on Rails
テスト:Jest、Chromatic、Autify、Playwright、RSpec
インフラ・ミドルウェア:AWS、MySQL、Nginx、Redis、Docker
CI/CD:GitHub Actions
ツール:GitHub、Slack、Sentry、Datadog、dependabot
プロダクト開発部全体:フルタイムエンジニア約40名+業務委託/副業約13名
開発推進チーム:フルタイムエンジニア4名
【勤務地】
※イネーブリングチームは他部署とのコミュニケーションのため、週3程度の出社をお願いしております
※半期に一回の社員総会など、普段リモートのメンバーも出社しやすい機会を設けております
【必須スキル】
・開発者体験(DevEx)や開発生産性の改善に取り組んだ経験
・開発者の課題を定性・定量的に分析し、改善施策を立案・実行した経験
・技術コンテンツの執筆・発信経験
・チーム横断での改善活動を推進した経験
【歓迎スキル】
・DevExの3つの次元(フィードバックループ、認知負荷、フロー状態)への深い理解
・SPACEフレームワーク、DORA指標、DevEx研究論文への深い理解
・認知科学・心理学的アプローチ(認知負荷理論、フロー理論)の実践経験
・サーベイ設計・統計分析のスキル
・DevExに関する国際的なトレンドや最新研究への知識
・Team+等の開発生産性測定ツールの利用経験
・開発者向けプロダクトやツールの企画・開発経験
・コミュニティ運営やイベント登壇の経験
・テックブログや書籍の執筆経験
・コーチングや研修ファシリテーションの経験
・英語による情報収集力・グローバル事例理解
・UXデザインの知識と実践経験
【求める人物像】
・ファインディのミッション/バリューに共感いただける方
・AI時代のエンジニアリング文化の進化に強い関心を持つ方
・日本のソフトウェア開発全体の停滞を打破したい方
・組織横断で文化や基準を浸透させることに挑戦したい方
・社内だけでなく業界全体にインパクトを与えたい方
・チーム育成や教育に熱意を持ち、周囲を巻き込み推進できる方
・新しい技術・アプローチを積極的に学び、取り入れられる方