【採用背景】
BEV/HEVに代表されるように自動車業界は現在大きな変革期を迎えております。
弊社は、SUBARUらしさをそのままに、電動化の需要に応えていくことを目指しております。
そのためには新機能の追加や仕様変更をスピーディに行う必要があり、その中心にソフトウェアがあります。
現在、弊社ソフトウェア部門では内製開発を強化し、スピードと品質の両面を満たす開発を進めています。
当ポジションは上記開発の中心であり、将来を自ら切り開くエンジニアを募集します。
【配属先ミッション】
弊社ADAS開発部では「アイサイトステレオカメラ」「コネクティッド/HMI」「BEV/HEV」の開発を行っております。社内で最もソフトウェアエンジニアが多く在籍する部門であり、横の繋がりも強く、一枚岩で内製開発の強化に取り組んでいます。
その中で当部署では「BEV/HEV」開発を担い、電動化対応への主戦力部隊となります。
【取り扱っていただくプロダクト/技術】
▼以下を実現させるECUソフトウェア開発(システム制御)
(1)電源システム起動停止、高電圧システム起動停止
車両の電源システムや高電圧システムのオン・オフを制御するソフトウェアの開発。これにより、車両の電源管理が効率的に行われます。
(2)充放電制御、V2L
車両のバッテリーの充電と放電を管理するソフトウェアの開発。V2L(Vehicle-to-Load)は、車両のバッテリーを外部機器に電力供給する技術です。
(3)故障診断、フェールセーフ、退避走行
車両の故障を検出し、診断するソフトウェアの開発。フェールセーフ機能は、故障時に安全な状態に移行するための制御を行い、退避走行は故障時でも最低限の走行を可能にする技術です。
(4)OBD、診断機通信
OBD(On-Board Diagnostics)は、車両の自己診断機能で、診断機との通信を行うソフトウェアの開発。これにより、車両の状態をモニタリングし、問題を特定することができます。
(5)シフトバイワイヤ
シフトバイワイヤは、物理的なシフトレバーを使用せずに電子制御でギアを変更する技術。これにより、車両のギアチェンジがよりスムーズかつ効率的に行われます。
【概要】
BEV/HEV ECUのソフトウェア設計/評価をご担当いただきます。
【具体的には】
▼システム制御の位置付け
・「システム制御」は"基盤"となるソフトウェアであり、主にクルマの「走行/充電/給電」のモードを管理します。
・故障診断、フェールセーフといったお客様の安全担保をする機能も担当します。
▼お任せする業務内容としては、以下となります。
(1)ソフトウェア設計:企画→要件への落とし込み。他ECUとの協調設計、仕様書作成
(2)ソフトウェア実装:Simulinkでのモデル実装
(3)ソフトウェア検証:単体検証、MILS/HILSや実車を用いたシステム検証
▼使用するツール、環境、資格等
MATLAB/Simulink、C言語、CANape、CANalyzer、dSPACE製品を活用したHILS環境・検証
【当ポジションの魅力】
・「BEV/HEVのオールラウンダー」になれます
業務の守備範囲が広いため、制御ソフトウェア全体の技術を得て、マルチなエンジニアを目指せます。今後の自動車業界のキーパーソンへと成長できます。
・真っ先に作り上げるソフトウェアであるため、試作車/量産車ともに一番手で携われます。
「システム制御」が無いと何も始まらず、至るところから頼りにされます。多くの人を巻き込み、自分のチカラで盛り上げていけます。責任はありますが、非常にやりがいを感じられる環境となります。
【入社後キャリアパス】
先行開発および量産車のソフトウエア設計を3年程度行い、その後、管理職の経験や、海外駐在の可能性もあります。
【職場環境】
・残業時間:月平均20時間
・出張:有(多くて、月に数回程度)
・リモートワーク:有(週1~4日程度利用可能)
・フレックス活用実績:有
・職場雰囲気:
特徴として、メンバーの横の繋がりが強く、全員プレーで開発を進めていくスタイルです。適材適所の業務分担を心がけ、効率的且つ、各人が成長できる業務に就いています。雰囲気も良く、2月ペースくらいで交流会(宴会やボーリング)も実施しています。
【必須要件】
組み込みソフトウェア開発の実務経験
※業界経験不問です。
【歓迎要件】
・MILS/HILSの開発及び運用等のモデルベース開発のご経験
・電動車(BEV/HEV)のシステム設計、もしくは部品設計のご経験
【求める人物像】
新しいことに臆することなくチャレンジできる人財