【採用背景】
世界的にCN(カーボンニュートラル)への取り組みが進んでいます。この流れの中で、当社の主要なお客様である自動車メーカーや自動車部品メーカーからは、自動車の軽量化に貢献する高強度鋼板やアルミ板製品の導入が求められています。しかし、これらの高強度鋼板やアルミ板は、プレス成形時に割れやすく、寸法精度を維持することが難しいという課題があります。これらの材料を使用して部品を実用化するためには、部品の構造やプレス成形工程に対して、素材メーカーからの高度な技術的ソリューションが必要です。さらに、同技術分野ではものづくり技術のデジタル化への対応も急務となっています。私たちとともに、このような取り組みを実現し、新規事業の創出に挑戦してくださる技術者を募集いたします。
【配属組織】
技術開発本部 ソリューション技術センター 成形加工研究室
【配属予定部署の現在の組織体制】
▼ソリューション技術センター:センター長+直属1名+アシスタント3名
・企画Gr
・マルチマテリアル構造研究室
・成形加工研究室
・接合研究室
※今回は成形加工研究室への配属を予定しています。
▼成形加工研究室:室長1名+4チーム体制(室員20名、中途採用比率は約3割)
・薄鋼板チーム:5名(製品開発時の課題に対するソリューション開発担当)
・薄鋼板チーム:5名(量産時の課題に対するソリューション開発担当)
・アルミ板チーム:3名
・要素技術チーム:3名
※ご経験やご志向を踏まえ、配属チームを決定いたします。
チームを跨いで業務を行う機会も多く、広く・深く経験を積むことが可能です。
【配属予定部署のミッション、目指す姿】
▼ミッション
「世界中の人・技術をつなぎ、新しいソリューションをつくる」
▼目指す姿
当社の素材を購入するお客様に対して、技術提案活動(ソリューション活動)を中心に行う。
社内の生産技術や新ビジネスの創出に向けた調査・開発活動も展開。
【配属予定グループのミッション、目指す姿】
▼ミッション
・お客様に魅力的な技術と迅速な支援を提供し、当社製品(主に板)の販売を促進する。
・板成形加工プロセスの観点から、新製品開発に向けた指針や目標値を提案する。
・材料屋の視点から、板成形加工プロセスに新しい付加価値を創出し、直接的な収益化も目指す。
▼役割
・薄鋼板、アルミ板、厚鋼板、銅板のプレス成形に関するお客様の困りごとを解決
・数値シミュレーション技術、実験技術、AI技術を活用し、ソリューションを提案
・技術開発や提案活動を行い、営業部門と連携して事業成長に貢献
・新しいビジネスの創出も目指す。
【業務内容】
▼入社直後の業務
先輩社員の指導の下、業務を覚え、研究開発プロセスや人脈を構築しながらスキルを身につけます。
▼2年目以降
関係部署との調整やお客様との直接交渉、課題解決に取り組みます。
▼3年目以降
主幹や管理職として、自ら課題を設定し、目標を設定します。
【働き方】
時間の使い方やテレワークは自分の裁量で決定できます。お客様や現場への出張も推奨されます。専門性を深めることも、新たなビジネス拡大に向けたチームワークも可能です。
【キャリアパス】
▼幅広い経験
ソリューション技術を中心に、材料、技術サービス、製造についての知識を身につけられるよう、ローテーションで多様な経験を積んでもらいます。必要に応じて、お客様(OEM、Tier1)へのゲストエンジニアとしての参加も可能です。
▼専門性の向上
塑性加工の専門性を高めるため、学会発表や論文投稿、留学、学位取得を推奨します。
【魅力・やりがい】
・成形加工研究室では、プレス成形に関する技術開発を行い、お客様に直接提案する機会があります。提案した技術が評価され、実用化されることで大きなモチベーションになります。
・技術開発において独創性や新規性が重要視され、アイデアを出すことが好きな方には魅力的な環境です。
・少数精鋭のチームで社内専門家として成長できる環境が整っており、充実した研修が提供されます。
・鉄鋼だけでなく、アルミ板やチタン板、銅板など多様な金属材料の成形技術に関わることができるのも魅力です。
・若いメンバーが多く、サポートが丁寧で、活気に満ちた職場です。
・適性や意向に応じて、部署を横断するプロジェクトリーダー的な役割も担っていただきます。
・材料メーカーとして自動車部品開発に参画し、技術課題を独自に設定して研究開発を行います。サプライヤーや試作メーカー、商社、社内の材料開発や営業、技術サービスとの協力が必要で、大学との共同研究や学協会のWG活動への参加もあります。
【その他】
・部署平均残業時間:10~15時間/月
・在宅勤務:全社制度として月10日まで利用可能
※ただし実験の立合いなど、業務の性質によっては出社が必要な場合もあります。
※在宅勤務可能
【必須の経験・スキル】
▼以下いずれかを満たす方
・材料力学に関する専門性(機械系・材料系専攻)
・金属材料、生産技術(プレス)に関する経験
・CAE・シミュレーション技術に関する経験
・塑性加工、板成形加工に関する研究開発経験
※重工メーカーや、自動車/部品メーカー、FA系メーカー、研究所出身の方は歓迎です!
【あると好ましい経験・スキル】
・FEMを用いた構造解析や塑性加工解析を扱うことができる方
・論文投稿や学会発表の経験(塑性加工や構造設計に関するものが望ましい)
・特許の執筆経験
・金属材料統計学に関する知見
・ビジネスレベルの英会話能力
【求める人物像】
・塑性加工・成形加工技術へのご興味をお持ちの方
・課題を分析し、効果的な解決策を提案に向けて取り組める方
・異なる部門や関係者とミュニケーションを取り、円滑にプロジェクトを進めることができる方
・変化する状況に適応し、新しい技術や課題に対して柔軟に対応できる方