【募集の背景】
独自のサイエンスと技術を駆使して数々の革新的新薬を生み出してきた当社は今後約10年間で創薬力をさらに大きく向上させ、現在のR&Dアウトプットを2倍に拡大し、革新的な自社開発グローバル品を毎年上市できる会社を目指しています。
創薬体制強化の一つとして、2021年4月にタンパク質科学を専門とする部署を新設しました。当部署は原子・分子レベルでの薬物の作用機序の理解により分子設計へ貢献することをミッションとする、ターゲットとなるタンパク質や生体分子全般の責任部署です。ターゲット分子について調製や構造解析、相互作用解析、機能解析等、wet/dryの両面からアプローチし原子・分子レベルで生命現象の理解に取り組んでいます。プロジェクト数の増加に加え、ターゲット分子ハンドリングの難易度上昇、更にはmolecular MoAの複雑性増大に伴い、タンパク質科学研究機能を強化する必要性は急速に高まっています。
患者さん中心の高度で持続可能な医療を実現するヘルスケア産業のトップイノベーターを目指し、共に挑戦できる研究員のご応募をお待ちしています。
【仕事内容】
タンパク質科学研究における実験データの取得、解析のデジタル化により研究機能の高度効率化・強化を行う
【職種の魅力】
創薬研究機能の高度効率化および強化によって質の高い医薬品候補を創製し、患者さん・社会にとって真に高い価値を創造する
【求める経験】
・人工知能(機械学習)に関する業務経験(例:マテリアルズ・インフォマティクス、プロセス・インフォマティクス、計測インフォマティクス、構造インフォマティクス、画像解析)
・プログラミングやデジタルツールを活用した業務の自動化・効率化を提案・実行する業務経験
・データベースの構築・管理、IT基盤強化など業務経験
【求めるスキル・知識・能力】
・Python等の高度なプログラミングスキル
・種々のタンパク質科学研究で使われる生物物理学的手法の原理と解析手法を理解できる能力
・課題を解決するための研究計画を、自らの知識や文献等の調査から立案することができる
・複数の実験を並行して進めることができる
【求める行動特性】
・関係者との対話を通じてニーズを的確に理解し、あるべき姿を考え抜き、自らゴールを設定することができる
・困難な状況でも最も重要な課題を見極めて戦略的に取り組み、粘り強く成果を追及していくことができる
・周囲のメンバーから協力を得ながらリーダーシップを発揮して業務を推進し、良い関係性を構築していくことができる
【求める資格】
・医学・薬学・理学・工学・農学系修士以上で、できれば博士号を取得している者
・一定以上の英語力(目安:TOEIC 730点以上)